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漫画考察|家族の形(浦安鉄筋家族、他)

大沢木家/浦安鉄筋家族

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犬:「浦安鉄筋家族」といえば、週刊少年チャンピオン誌を代表するギャグマンガ。個人的に無印11巻~20巻前くらいの絵柄が好き。  先生については残念ながら独身であらせられるので、ほとんど触れないと思います。代わりに大鉄さんを凄い注目します。  順子さんかわいい。 ------------------------------------------------------------ ―― 第一章 ~家族の形(大沢木家)~ ―― ○ 家族の概要  今の基準で言えば、純分に「子沢山」な家庭。  父大鉄がタクシーの運転手で母順子は専業主婦をしており、祖父はもう高齢なので働いていない。基本的にこの一家はよく「貧しい」という印象を抱かせる描写をされる。  例えばソファーを一つ買っただけで取り合いになったり、ピザを一枚頼んでも代金を払えなかったりと、あまり裕福には見えない。  しかし、考えてみればそれも当然のことで、兄弟4人を抱えてさらに祖父も養っているというのに稼ぎが父、大鉄の稼ぎだけなのである(祖父の年金もあるかもしれないが)。  しかも大鉄によって、月々十数万のタバコ代がかかっている(大鉄は極限のヘビースモーカー)うえに、大鉄は何かと仕事を休む無気力人間なのである。こんな状態では生活していけているだけで不思議なくらいで、貧しいのは当たり前である(一軒家に住んでいるが、これは大鉄が幼いころから住んでいるもの)。 ------------------------------------------------------------- ○ 家族の構成 ・父 =大沢木 大鉄(*今回の議題に挑む上で、最重要人物)  ヘビースモーカー……という単語では片づけられない喫煙職人。  「家族の形を研究するのに、その情報が何か意味あるの??」と思われるかもしれないが、これは重要なことである。  一家の大黒柱である大鉄の生活、それに深く関わる“喫煙”という要素は、今回の議題において逃れられない事項だ。 ・母 =大沢木 順子  大沢木家の中において家族のまとめ役となっているのは母順子である。主に息子たちを注意したり叱ったりするのは順子であり、だらしのない大鉄を叱咤激励するのも順子の役目である。  この構図から、この一家の中では父よりも母のほうが強い(腕相撲勝負をしても順子は大鉄に圧勝。物理的にも強い)。  順子は家族の仕切り役だが、独裁的に仕切っているのではない。息子たちの学業についてもある程度は注意するが結局のところ強引に勉強させるといったことはほとんどしない。大鉄に対しても仕事、仕事とうるさく言ったりはしない。「しょうがないわね」と甘い態度であたることが多い。  家族のまとめ役である順子のそういった態度からか、この一家にはあまりピリピリとした空気はなく、騒がしいながらもどこかのどかな雰囲気がある。 ・次男=大沢木 小鉄(一応、主人公?)  家族の中でムードメーカー的な存在となっているのは、次男の小鉄である。いつでも元気な小鉄は活気をこの家族の中に発生させている。  この作品を読むと、大沢木家といえば明るく元気に騒がしいという印象を憶えると思われるが、それはこの小鉄無くしては得られない感想だろう。他の兄弟に比べても群を抜いて存在感がある。 ・長男=大沢木 晴郎  長男の晴郎は浪人生なのだが、特に勉強している様子はなく、アニメや映画鑑賞にふけっている。  彼がこうなったのは祖父金鉄の甘やかしが大きな原因だと思われるが、順子のあまり子供たちのすることに深い干渉はしないという教育スタイルにも原因はあると思われる。 ・長女=大沢木 桜  長女の桜は母の家事の手伝いをしたりもするごく普通の高校生である。  やや男性観が変わっている人物で、現在の交際相手と結婚した場合、読者としてはその後の心配が絶えない。 ・三男=大沢木 裕太  三男の裕太もまだ幼いせいか、特に飛んでいる感じはない。  この先どんな成長をするのかはわからないが、二人の兄のように普通ではない人にはならないような感じがする、少しおとなしい性格である(――ところが。物語がリスタートした際、胸中で毒を吐く隠れクールな子供として性格がリメイクされた)。 ・祖父=大沢木 金鉄  大鉄の父であり、今はご隠居の身。相当な高齢で、頻繁に歩行不可能な事態にまで追いつめられる。  しかし、基本的には活発な老人であり、近所の老人会の人にも顔が広いようだ。若かりし姿がたま~に大鉄の回想で描かれるが、子とは違って穏やかな印象を受ける。  家族の中で、「老人」との生活があるかないかは大きな注目点。はたして彼の立ち位置はどのようなものとなっており、また、他の家族構成員にどのような立場の変化を与えているのだろうか。 ・ペット?=ハッチ(犬)/スタスキー(猿)  ペットである。しかし、ペットの扱いは家庭によってさまざま。  余裕があれば後に触れたいが。大沢木家でのペットの扱いを見てどのように感じるか。  ――具体的には「是」か、「非」か。どちら側に立つかで単に動物の好き嫌い以上の意味が見えるはずだ。 ------------------------------------------------------------- ○ 疑惑の国王  次項に進む前に、軽く、大まかな「大沢木家」を議題に沿って説明しておこう。この一家は「亭主関白なのに女王制」である。  劇中では順子が大鉄に敬語を使い、大鉄はやや高い目線から話すことが多い。しかし、単にこれは性格の違いによるものが大きい。  大鉄や小鉄はよく「男だから」とか「女なんかに」などとよく言うのだが、彼らは誰に対しても適当かつ高圧的な態度を取っているので、一概に女性を軽視しているとは言えない。それに家族の中でも、リーダシップをとっているのは母親で、息子達の尊敬も母親のほうに強く向いているようである。  舞台の年代的には20年程は昔の作品なので、その頃の一般的な家族構成に比較的近いものなのかと思われる。子供の数の多さが一般のラインと大きくずれていることもキーポイントだ。 『大沢木家は[名前だけの主]と[有能な執政官]が切り盛りする“国家のようなもの”』 ↑―――と、大方の前提をここに仮定義しておく。  本研究はこれに肉づけを施し、時にこの定義事態を柔軟に変化させながら進むことにしよう。  そのためには、惜しみなく素材を紹介していく必要がある。  つまり、研究の定義は「大沢木家の破天荒なエピソード」によって今後破壊される可能性があることを予め注意事項として述べておこう。  ……次項につづく。 ------------------------------------------------------------- -------------------------------------------------------
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