小岩井家/よつばと!
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犬:俺はね、思っていたよ、最初っから。
……“あさぎがクローズアップされる”とな!!!
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―― 第二章 ~家族の形(小岩井家)~ ――
○ 家族の概要
父子家庭。父親である「とーちゃん(名不明)」と「よつば」の二人で暮らしている。
住居は立派な一軒家だが、新築ではない。入居早々にトイレの鍵が故障するアクシデントが発生。
家族としての構成員は二人だけなのだが、ここで注目していきたいのが『地域』である。
家族は当然、構成する要員の個性を合わせたものとなる。その各個人は「家族外」からの影響を受けて日々個性を変化させていく。
『小岩井家』では後に述べるとーちゃんの職業柄在宅の時間が多く、また、よつばの破天荒っぷりから隣人との関わりが多い。加えてとーちゃんの友人らもよく来訪するので、これも小岩井家に影響を与えているであろう。
単に小岩井家のご近所を紹介するのでは「漫画よつばとの人物紹介!」となってしまう。それは今回の考察から逸脱しすぎる。
よって、第二章で行う考察は……↓
『とーちゃんが一人ではなく、よつばと“家族”を構成することによってどのような影響を受けているのか、また、その逆はどうか?』
↑――以上を追及していくことにする。
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○ 家族の構成
・父 =小岩井 ??(通称「とーちゃん」「コイ」「小岩井さん」)

職業は翻訳家。よつばには「こんにゃくや」と伝わったようだ。
作中では「パソコンに向かってカタカタしている」「キッチンで料理をしている」「よつばの手を引いて外を歩いている」……姿が印象深い。掃除洗濯・料理から日曜大工までをこなす様は、主夫顔負けの作業量である。
本考察的に重要なポイントの1つである、「彼の職業」。上記したが、彼の印象は「家にいる」様が強い。外出していてもそれは勤務ではなく、よつばとの散歩ないし買い物である。
「住宅」という安心性の高いステージでの描写が多いからか、おっとりとして、和やかなムードを彼の登場シーンから感じることが多い。彼の性格自体も「緩やかで軽く、ユーモアと余裕を備える」ものなので、これも和やかさの理由と言える。
「激怒」の姿は無く、怒りを見せても「こらーっ」くらいの生ぬるい印象が強い。傾向としては前章にある「順子系」に近い。
ただし、子を「甘やかしている」わけではなく、どちらかというとおっとりとした性格が「よつば」の行動速度に着いて行けず、怒る前に謝る事態に陥っている場合が多い(おそらく、描写外で怒っているケースが多々あるだろう)。ゲンコツを落とすシーンも存在しているなど、やるときはやる男である。
・娘 =小岩井 よつば

活発、快活、元気! とにかくパワーと機動性に満ちている5歳児だ。
有り余るエネルギーで直感的に行動し、発言も脳内でまとめずに「ぱっ」と出すことがほとんど(よって、彼女の発言は頻繁に「意味不明」であったり「意味がそぐわない」)。
ここで勘違いしてはいけが、彼女は「馬鹿」ではない。非常に頭の回転は良いのだが、年齢故の無知から「馬鹿」に見えるだけである(直情なことも原因か)。
ちなみに、よつばは「拾われっ子」。「とーちゃん」が外国で拾い、いつのまにか育てることになっていたというが、詳細は不明。
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○ 影響しあうということは、イベントを発生させること??
当項目では「小岩井家の各人」をざっと確認した。次項からは周辺の人間関係を含めた「家族の形」、その考察に入る。
現時点で小岩井家を端的、
『父親の穏やかな生活の中に、破天荒な娘が変化を付ける家庭』
↑――と、表しておく。ここに肉付けを行い、進展次第では骨格自体を変えていきたい。
……次項につづく。
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