∇ブラウザとcss3

・何故ブラウザにこだわるのか

COINSサイトのトップなどで、「グーグルかサファリブラウザを推奨します」というような文章を見かけることができます。あれは製作者がグーグルLOVEってわけでも、アップル大好きっ子クラブ会員だから――という訳でもございません。実際、制作はWindousOSで行っている状態です。
 では、何故グーグルorサファリにこだわるのかというと、『それらじゃないと動作しないweb上の動き』を組み込んで制作しているからです。もちろん、そればかりでは無いのですが。

グーグルorサファリ(以後、“webkit系”とします)はどちらも同じ種族みたいなもので、どちらかに適用されるものは大体もう片方にも効きます(大雑把)。対して、一番シェアの多い「インターネットエクスプローラー(IE)」一族や、「ファイアーフォックス(moz)」、それに「オペラ(o)」さんはそれぞれ「ブラウザ(人間)」という大きなくくりでは同じでも、「仕様(出身国)」が異なっています。
 出身国(仕様)が異なると、扱える“言語”も異なります。彼らは「コンピューター用に文章化されたWEBページを、人間様用に画像や位置取りに翻訳してやる」仕事(?)をしています。その際、ある程度までの言語(人間なら英語など)ならそれぞれ若干の語尾の違いや発音の差はあっても、訳すことができます。ただ、中には「お国言葉」のような、特定の国や特定の地域で流行っている単語(一時流行った「ちょ~○○~www♪」的な)はその国の人間でないとなかなか理解できないものです。次に述べる「css3」というのはその典型で、WEBKIT系の民族には「ああwわかるわかるwww」と解せますが、それ以外の国の人間(ブラウザ)には理解しにくい言語、単語群と言えます。身内ネタとでも言いましょうか。

前述、後述の利用などから、COINSではあくまでページの飾り部分での使用が主です。ブラウザがWEBKIT系以外でも大抵は「バナーが若干動く」程度の違いしかありません……が、CSS3を容赦なく使用したコンテンツ(主にグラフィック課)は本当に何も動かない場合もあるので、できるだけのWEBKIT系ブラウザ使用をお勧めしているわけです。
□実験してみよう! ~其の1~ 「COINSの画像・映像を扱うページトップ」
 (↑現在WEBKIT系で見ている方も、一度試しに見てみると「あらら...」と言えます。それ以外のブラウザの方も対応ブラウザで見てみると、何故このページが2種類用意されているのか、その理由を確認できます)

・css3について

「CSS」というものがWEB制作に強く関わっております。「CSS」は、WEBページのレイアウトを指定する……いや、もうWEBページの『レイアウトそのもの』、レイアウトをつかさどる神! くらいの認識でもいいと個人的には思います。
 たとえば、今、こうしてあなたが目にしている文字――そのサイズや色を指定しているのは「CSS」です。また、あなたがこうして開いている「WEBページ」の上にロゴがあるのも、左側になんかメニューのようなもの(サイドナビ)があるのも、全ては「CSS神の導き」によるものなのです(偉大)。
 ただし、CSS神は万知万能の神ではありません。あくまで『レイアウト』のみを司っています。画面内の何が大事な要素なのか、というか根本的にそれが「WEBページだっ!」という創世神のようなことは「HTML」が管轄。画面の中の動きや、情報の操作を行えるミラクル野郎「java script」……など、WEBサイトは幾つかの神々っぽいものが知恵を持ち寄って作られています。

前述のもの以外にも様々なものが存在するのですが、異なる存在というわけでもなく、単純に「世代が違う」場合もあります。これはブラウザにも言えることですが、世代(ver.)が異なると性能は変化します。基本的には新しいものができることが多く、優秀なわけですが……一概に言いきることはできません。

例えばHTMLには「XHTML」という弟のような輩がいますが、どちらが優秀かと言われると「断言できないけど、すでにHTML5が出てるよね」くらいのノリです。IE(インターネットエクスプローラ)は明らかに最新の方がいいわけですが、単に性能だけではなく、「時代に適合しているか」という問題も強く出てきます。

CSSの場合、最新型であるCSS3さんは「これがCSS!!?」ってくらいの進化を魅せているのですが、如何せん「理解してくれるブラウザ」が少なすぎると言わざるを得ません。「才能はあるのだけど、若すぎる上にジャンルも新しすぎて発想を大人(ブラウザ)たちに理解してもらえないクールな若者」……それが『CSS3』なのです。

・つまり……こういうことだってばよ!

CSSは本来、「ページのレイアウト」を操作・管理しています。しかし、CSS3はその概念をぶち破り、『動的な演出』もこなせてしまうのです。その上、演出の作成も随分とお手軽。
 応用性はその道の方にはまだ敵いませんが、総合力からいずれどうなるかわかったものじゃない大したタマの持ち主です。

しかし、先ほど述べたようにその発想は斬新すぎて大人たちにあまり理解してもらえていません。
 ただ、これも人間と同じように「全部は解らないがそこそこ解る」ほどのブラウザ(mozなど)や、「ほとんど解らないが稀に理解できる」程度のブラウザ(IEなど)も存在します。よって対応していないブラウザだからといって、絶対に、完全に動かない……というわけではないのです。

ここまで見てきたように、CSS3に関してはWEBKIT系の理解度が高いのですが、逆にWEBKIT系は理解できないけど、IE(インターネットエクスプローラー)は理解する言葉があったり、WEB界の言語は完全に統一されてはいません。わざわざ解読するためのツールをブラウザに入れてあげる必要があったりもします。
□実験してみよう!~其の2~ 「ぴあの」
(↑このページは本来、キーボードの特定キーを押すか鍵盤をカーソルでクリックすることで音が鳴る……という仕組みなのですが、IE以外だと稀にしかキー操作が効かなくなっちゃってます。)

こういったことから、WEBには「~が最適だよ!」「~だと正しく動いてないよ!」と見る人に伝える必要性があったのでCOINSは推奨ブラウザを表記しています。ただし、本当は表記せずとも、どのブラウザでも同じような動き・レイアウトができているのが望ましいことは疑いようがありません。精進します。
(*ちなみに、国産ブラウザや今まで出てきてないブラウザへの対応までは把握しきれていません。ご了承ください♪☆)

□ページのトップまでお連れしましょう。