COINS‐STORY(人物データベース)

COINS‐GROUP/巨大コミュニティCOINSに属する方々

◇ブリュン=ヒルデ【画像】 ◇ペレクトロ ◇ジミー=ペス ◇バリー・ザ・メテオライト【画像】 ◇無眼神妙斎【画像】 ◇リリー=フロイス【画像】 ◇タイラント ◇マーカス・キート【画像】 ◇ロイ=ネィフィス【画像】 ◇バリット=オーウェン【画像】 ◇ジフ=クロック【画像】 ◇オルガティン ◇ギルドメイアNo14【画像】 ◇ティレント=ミルカ=フリーファントム ◇テスタロス ◇ポール=スライ【画像】 ◇ハインディル=クイックロード

NEW_WORLD(NEXT/AGEs)/新人類国所属の方々

◇ギンギラタルHi0【画像】 ◇紅女【画像】 ◇パウラ=マキア

その他・無所属/上記以外の方々

◇伝悟天【画像】 ◇義王 猛虎【画像】 ◇ジプシー=ストーク ◇ミス・タイラント(ミステイクタイラント) ◇ティア=ホルト【画像】 ◇ぺクター=ダッシュ ◇ノイ=ピーク ◇金現邪討【画像】 ◇マルター=フィンクス

ミステリア/幻想大陸在住の方々

◇ガーディアン・ドレイク【画像】 ◇エスキート【画像】

人物リスト(【画像】はクリックで拡大表示)

ブリュン=ヒルデ

◇基礎データ ・性別:女/年齢:10歳前後(?) ・通称「クルセイド(進行する信徒を統べる人)」 ・巨大コミュニティ「COINS」重要組合員 ・調整三役の一人 ◇特記データ ・元来は“第一世代キメラの最高傑作” ・ホルモンの特異性と異常な身体性能 ・侵略組織「エデン」を統べる ・十字架 IN 元彼の亡骸 ◇詳細データ  ヨーワンに拠点を置く「楽園の世会(エデン)」代表“大天使”。もちろん、ほんとの天使などではなく自称。  “最高の体”とうたわれ、強烈な優勢フェロモンによって他の高等生物を圧倒。究極と呼ぶに相応しい“女”。  “最高の体”は何も女としての資質だけでは語れない。その筋力・俊敏性・感覚全てが常軌を逸している。  武器は聖域(彼女専用の椅子とスペース)の後ろに飾られている巨大な「羽の生えた(男)天使の十字架」。総重量実に873kgのこれを片手で振り回す(彼女曰く、やけに固いこの十字架の材質は“ブリュンヒルデ”)。  弾丸すら軽く叩き落すので彼女に触れるのも困難。間合いを抜けて懐に入っても彼女の麗しい五体自体が恐ろしい凶器なのでセーフティなどありえない。 得意技は十字架を投げつける攻撃。これは聖域で使用すると室内照明と部屋の僅かな歪み、十字架の回転によってほぼ回避不能となる。これについては細かく本文で触れなくても良い。また、十字架をX型に高速で回転させる攻防一体の技も厄介。  基本的に攻撃は体ごと回転させる技を多用する。これは遠心力利用のためもあるが、見た目が優雅だという彼女なりの理由もある。  普段は「~ですね」「~ですよ」などと話し丁寧だが、ブチ切れると語尾はそのままに相手の呼び方が「あなた」から「てめぇ」に変わったり、「頭蓋骨ブチ割ってあげましょう」など中々激しい言葉を使う。尚、「~ですわ」などの“お嬢言葉”は使用しない。あくまで清楚に、低姿勢な中の迫力。  十字架を「夫」と呼ぶのだが、これは生涯唯一の恋人(自分で殺った)がこの中に入っているから。きっと十字架の中は大変なことになっているのだろう。

ペレクトロ

 エデンの言伝(神官のようなもの)。エリア3第三区灯(こちらの地球でいえばアルゼンチン付近)の守手である。  【神話演者】としてもカリスマ。特に「サリダス佳境」を得意とし、それを引用した「神域からの反抗」は非常に再現・表現力が高く、守護地限定とはいえ、ほぼ絶対の護りを完成している。マルターの戯れ言に惑わなければ、素晴らしい守護者となっていたことであろう。 !)【神話演者】とは?  神話演者とは高位演説家であり、それの演じる舞台は過去の物語を現代へと呼び込む。

ジミー=ペス

 エデン信者であり、【エリアライズプロテクション】の遂行派。特に超的なものはないが、エデンA派の現状的な先鋒でもある。  犬や犬野郎と言われると切れる。 !)【エリアライズプロテクション】とは?  COINSによる事実上の統一国家を築いた際の各地区分を制定するプロジェクト。ただしこれには既存の世界に愛着を持つ好き物からの内部反抗もあってスマートに進んでいない。

バリー・ザ・メテオライト

◇基礎データ ・性別:男/年齢:算出不能 ・通称「歩く山脈」 ・巨大コミュニティ「COINS」重要組合員 ・調整三役人の一人 ◇特記データ ・正体は“生物化された巨大隕石” ・体積を無理やり縮めて尚且つ浮遊魔術を常時併用 ・それでも、歩くだけで舗装された道路が陥没する ・調整三役(処罰者)の中では一番温厚 ・「危険視すべき四人」に列挙されがち *巨大隕石時代、伝悟天という人物によって説得された

青山 優馬(無眼神妙斎)

◇基礎データ ・性別:男/年齢:14歳 ・通称「無眼神妙斎」 ・巨大コミュニティ「COINS」重要組合員 ・調整三役人の一人 ・「危険視すべき四人」にほぼ必ず入る ◇特記データ ~其の一~ ・生来は“星と繋がるもの” ・惑星(愚龍の眼)の監視者 ・上記の役目に関しては消極的 ・極度のブラコン ・弟を究極の剣へと育てようと目論む ◇特記データ ~其の二~ ・生来は“退魔の末裔” ・裏神という国の守護神に仕えている(気分で) ・常に目をつむっているのは仕様(格好つけているわけではない) ・タイトルにもある『COIN』に最も関わりの強い人(ただし後の為に弟優先) ・知識や理解が人間とは異なる段階にあるので挙動が色々と変 ・メタ臭い立ち位置のせいでこっち的には邪魔

リリー=フロイス

◇基礎データ ・性別:女/年齢:20 ・巨大コミュニティ「COINS」重要組合員 ・執考三院の一人 ◇特記データ ・生来は“生命研究の特子” ・キメラ理論(作為人間)の実行者 ・第一世代~第四世代キメラすべての母 ・ほぼ大抵コイツのせい(←造反戦役一連) ・ある意味、進化の概念を粉砕してしまった *備考/アーティ=フロイスの母

タイラント

◇基礎データ  男 -型 172cm  主能力・特徴:ゲル状の肉体 ◇詳細データ  超古代生物から人為的進化させた個体。進化のプロセスを高速で辿った為、若干思考回路に欠落が見られる。しかし、多少異常ではあるが人間の姿をしている彼が人間では無いと判別できる者はいない。  古代生物“ナノフス(:ゲル状の生物で海水に紛れるように生活していた。化石などは見つかっておらず、理論タイムワープ中に存在が予測されたため、現代に逆算生成された)”がもし、地球の覇者として進化を遂げていたら・・・という予測を形にしたのが彼。彼が存在するということは、そういった現在の形もありえたという証明である。  基本的に雑食(必:有機物)であるが、体内構造が人とは異なっており、ゲル化した全身で相手を取り込む。この際、古い構成物質はその場に液体として排され、体重67kg・身長172cmである彼の姿を保とうとする。  ゲルのどの部分がどの身体部位となるかが決定しているため、例えば腕を吹き飛ばすと腕がなくなる。これを再生する場合、 1. 他の部位を一度分解して「腕」として再生する/2. 有機物を取り込んで吸収する。  のいずれかのプロセスを必要とする。  唯一つ、彼が進化の証明であることへの矛盾はその“頭脳”。これは人工物である“有機ファイル”という紙ほどに薄い小さなディスクで彼の知性がまかなわれていることから暴かれてしまう。これが無いと彼は原始生物のようにただ食って出すだけの生物と化す。  ある意味このディスクが弱点だが、それを失っても基本的な生命活動は行う、むしろそれしかしなくなるのでこれによって殺すことはできない。彼の生命活動を停止させる場合、彼のどこかにある流動的重要器官を全て消滅させる必要がある。  有機ファイルが無いと文明は築けないが、捕食はできる。さらにその程度も彼は判別できるので、“星の覇者”となりえることは証明できている。矛盾しているのは彼の知性のみなので、この生物が地球上を蹂躙している現在は十分にありえた。  尚、彼には性的欲求が存在する。しかし、これは有機ファイルに生じた必然バグのようなものなので彼の体はこれに答えられない。「性行為を行っている」という充足感はあっても、肉体的な快楽は一切無い。彼の製作実行者である本間 リアンと婚姻関係を結んでおり(もちろん法的なものではない。No研究所にとっては彼を制御する決定的な要因であり、彼にとってはNo研究所に尽くす決定的な要因である)。  実は彼には2人の兄が存在する。それらは実験上の「失敗作」であるが、その内の片方は生き残っており、現在コインズ危険因子フォルダに登録されている。

マーカス=キート

◇基礎データ ・性別:男/年齢:12 ・通称「キー君orキート」 ・巨大コミュニティ「COINS」重要組合員 ・執考三院の一人 ◇特記データ ・生来は“ローリング孤児院出” ・電子空間の申し子 ・現代社会の汚点 ・悪を貫けないとどうなるかという例 ◇詳細データ  ネメシス生え抜きのSH術師。まだ若いが、その卓越した頭脳は一品。主に電子空間において活躍する。ジャスティアが近年新たに導入した情報セキュリティシステム開発にも深く携わっている。  普段はPC技術開発、ネットセキュリティなどを行っているが頻繁にサイバーテロも任される。というより率先して行うのだが、主に情報操作や意図的な情報開示などを行う。華国における【人民分別計画】を露見させたのはほぼ、彼1人の手によるもの。 !)【人民分別計画】とは?  華の国において行われた「優れる人間は心に余裕を持つことができるので平和を生み出せる。だからこそ強者の勝利を推進し、彼らの摂理に任せることで真なる尊い世界を迎えることができる。よって、優れない者が天に近づくことを禁じる」というニュアンスの階級制度発案。しかし、これには仙人の酔狂が混じっているとかセントギルノーズ(:隣国)が横入れしているなど諸説ある――という惑星規模の論争を巻き起こす切っ掛けをありえないタイミングで暴露したのがキート。

ロイ=ネフィス

◇基礎データ ・性別:女/年齢:19 ・巨大コミュニティ「COINS」重要組合員 ・執考三院の一人 ◇特記データ ・生来は“中東のお嬢” ・実質的な軍部顧問 ・リリィ=フロイスとは相互に理解者 ・そもそも全然やる気がない ・やる気がなくてもぶっちぎり *ちな/高山の上司

バリット(バレル)=オーウェン

◇基礎データ ・性別:男/年齢:22歳 ・通称「艦隊総督」 ・巨大コミュニティ「COINS」重要組合員 ・△Generalの一人 ◇特記データ ・生来は“輪国の貴公子” ・ほぼ予知に近い洞察力を備える ・飛空戦艦隊を従えるCOINS軍部の要 ・淡々と無機質な振る舞いが目に付く ・2世代キメラの初期型である女(シェル)を連れている ・率直に言えば「クーデレ」

ジフ=クロック

◇基礎データ ・性別:男/年齢:45歳 ・通称「ジャスティア38代大統率」 ・巨大コミュニティ「COINS」重要組合員 ・△Generalの一人(三人中、最重要) ◇特記データ ・生来は“名家の落ちこぼれ” ・確かに有能だが、これといったファンタジー要素は無い。 ・だからこそ扱いやすいとされ、大統率にまで押し上げられた。 ・元来の軽さからその立場にあまんじている ・しかし、変に高いプライドをもっていたことから一丁前に反骨精神を発揮し始める。 ◇詳細データ  ジャスティア現大統領。メルビノの親友であったラスティンの息子(リリィの伯父)。  生活に困っていたところでオルガティンから誘いを受け、彼が経営する弁護会社に身を置いた。  そもそも有能なので仕事を順調にこなしていたところ、いつの間にか衆議院に立候補させられる。そのまま気付けば当選し、議員となるがとくに目的もないのでノンビリと過ごしていた。  しかしなぜか大役をまかされ、何もしていないのにそれが達成されたり手柄が勝手に転がり込んでくるので困惑していたところ、ようやくオルガティンとネメシスの繋がりを知り、自分は利用されているのだと気がつく。が、別に不利になるのではなく言ってみれば幼年の皇帝のような立場なのでそのまま流れに乗って大統領に。その中でコインズとメルビノの存在を知るが直接の接触は無い。  彼は家を飛び出した身。親と兄弟との質の違いに耐えられなかったのだ。やがて風の噂で父の死を知ったような孤独な成り行きだが、父の親友であるメルビノがその境遇を不憫に思って自分を雇う……わけがないと有能な彼は気がつく。そしてコインズの意思に従いながらもその反骨精神は日々育っていく。

オルガティン

 ジャスティア議会後援部長。議会というより、大統領そのもののサポート役。メルビノの腹心であり、コインズのディープキャスト(裏社員/重要組合員)。  1958年にキャトルディーン国立大学国際学部に入部。大学院より国際政治学を専攻し、その後職を複数経由。やがて法営業担当としてネメシスグループ傘下の貿易業者に幹部として招かれ、そのまま顧問弁護士も兼ねる。ここでの働きが認められ、コインズ本体に召集、そこでメルビノに能力を高評価され、今のポストを任される。  弁護・警察・経済・官僚・議員・監査・法廷など。あらゆる法的分野に結びつきを持ち、情報収集、対応力は人間の域を脱している。

ギルドメイアNo14

◇基礎データ ・性別:男(?)/年齢:4歳 ・通称「ギルカ=メイジア」 ・巨大コミュニティ「COINS」重要所有物 ・△Generalの一機 ◇特記データ ・正体は“統率目的擬人間” ・ヨーワン地方の一国を搾取し続ける機械 ・No研究所とエデンを補助する機械 ・独断で行動できる機械 ・普段はここまで不気味じゃない機械 ・顔は仮面ってことで乗り切る機械

ティレント=ミルカ=フリーファントム

◇基礎データ  男 AB型 160cm c1875~  主能力・特徴:悪魔の書=さわれないがさわられない(何も彼にさわることはできず、また彼はいかなるものにも触れない。ただし、彼が着用しようとする衣類と悪魔の書は特例である。悪魔の書は仕様だが、衣類についてはバグとしか言い様が無い) ◇詳細データ  RC(リバース・コイン←COINS‐GROUP別称)下部組織であるバロンズ・アス(BU)に所属する神出鬼没な青年。その存在は100年ほど前から確認されており、組織自体よりも年季がある。  主にジャスティアで情報収集・排除執行を行っているが、正式な組織の組員ではなく、組織長の協力者といった形で在籍しているため結構フリーダム。世界各地に出没している。  仕事は安定した金銭と安全を求める為の存在であり、彼としてはそんなに熱心に行ってはいない。むしろ今では「趣味」となった「能力の補完」に熱を入れている。  彼はいつも本を一冊持っている。これは存在自体が持ち主専用の本であり、他人がこれを読んだり破いたりはできない。というより触れない。 この本は「悪魔の書」と呼ばれており、中には挿絵の無い悪魔の紹介文が多数存在している(全1234ページ、1230体)。  これの性能は簡単にいうと「人を悪魔にする」であり、悪魔として本の内容に達した者はこの本に封じられ、挿絵としてその者の姿が描かれる。また、名前も「その人の名前+悪魔名」となる。  それぞれの悪魔にはその製造方法も書いてあり、これに達しないと人を悪魔にできない。だから彼は世界中を飛び回って“悪魔になりうる人”を探しているのである。  悪魔になるまでは、「人→途上(己の目的を達成するためにのみ行動する)→悪魔完成」のプロセスを必要とし、これが成功するとその悪魔は自我のない、従順な使い魔となる。  悪魔を呼び出す時はその名(悪魔名)を呼ぶだけ。現在200を越える悪魔が存在しているらしく、全てを一気に読み上げれば全部出すこともできる。なにせ魔力や精神力を消費するなどという条件はないので、楽なものである。大変なのは「作る過程」だ。  悪魔の共通した弱点は、主以外に“本名”を読み上げられる事。そうすると自我を取り戻し、その存在意味を失って霧散してしまう。もっとも、大半は原型を留めていないのだから誰なのかはわかるまいが……稀に、原型を留めている悪魔が存在する。それの内の1人が「フリー・ファントム」ことティレントである。  彼も悪魔として完成したのだが、主が死亡したためにこれを引き継ぐことができた。だから当然、彼が最も恐れるのは「自分の名を知る者」であり、その数少ない1人がBAの長というわけである。  彼は自分の名を知るものが死に絶えるまでひっそりと生きていたのだが、そこを発見され、バロンズに協力させられた。実際、迷惑な話だったがいざとなった時の後ろ盾にもなるので案外組織も損ばかりではない。  彼の能力とは矛盾しているが、なぜか着ようとする衣類には触れることができるオシャレなこのゴーストは、組織のミステリアスな隠し玉として裏の世界を放浪する。  全ての悪魔を集めた者は、ある“世界”の“長”と繋がるらしい。彼はそれを求めて、今日も悪魔候補を捜し求めている。彼の「さわれないけどさわられない」という能力は、そういった作業にとても向いている。  彼は半永久であるその身が尽きるまで、悪魔を作り続けるだろう。自分の持つ自我が、「人だった頃の自分」とは違うものであり、所詮は自分も「ガラクタのような奴隷」に過ぎないと薄々感じながら……。

テスタロス

 賢者の会(【西部魔術茶会】)の皆勤賞。皆も彼には一目置いている。  「空間と時間の分離」に生涯をかけており、現在のところ「物質である空間と時間の分離」を完成しつつある。ただし、これには物質硬度が非常に低いことが条件としてあり、それによって彼は時間から分離し続ける為に精神のみの存在となっている。あくまで「精神体」である自分は人であり、決してお化けでは無い――と言い張るが、実際のところ特徴はお化けそのままである。  彼は存在しているのだが、それは「彼が存在していることを自覚している」ことによって証明されている。そのため、彼の知見外にあるものからすると彼は存在していないことになる。つまり、彼が知りえぬ者は彼と接触できない=彼は彼が実在していた時の知人しか知覚できないが、その知人が彼に人や物を紹介することで“認識”を得ることができる。これには一定のルールが存在し、それを簡略化した図(と儀礼。これは彼の家での“マナー”を指す)を装備した彼の自宅で行われる事が多い。  この特質性ゆえ、彼は「後天的魔物(ファントム)」に分類されている。この分類で彼を扱うと、非常に怒る。 !)【西武魔術茶会】とは?  COINS統率であるメルビノが代表を務める魔術師達の総本山。ここの長に就いた時点でメルビノは大いなる基盤を手にした。

ポール=スライ

◇基礎データ ・性別:男/年齢:15 ・通称「シルバー・フォックス(銀眼の狩人)」 ・巨大コミュニティ「COINS」傘下、人材派遣会社「Melkadian(メルカディアン)」所属 ・尚、「Melkadian」の本来の顔は「暗殺ギルド」 *フリーの暗殺者を登録して事実上の使い捨て傭兵として用いる形式。その中でも特に優秀な人材は正規に親会社「MASQUES(マスクス)」へと勧誘される ・ポールも後にMASQUESへと所属 ◇特記データ ・生来は“財団生まれの若様” ・将来の為に非常に高度な教育を受けていたが、「人を斬ったり刺したりしたい」という未経験ながらもどうにも焦がれる思いに負けて逃走。 ・一度は犯行の直前に捕縛されるが、めげずに両親を殺害して逃亡。以後、立派な快楽殺人狂へと成長 ・ナチュラルなままでも快速な脚と、天性の間合い取りスキル。バッターボックスに立てば150kmの球が亀のように遅く感じられる動体視力をもつ。 ・緩急のタイミングをとても上手く作る ・緩急に始まる作業中のタイミング技能だが、これは英才教育で生来より伸びたリズム感・音楽適正が影響している。 ・ヴァイオリンが得意と言われるが奏でる彼としてはチェロの方が好み。 ・包丁みたいなアーミーナイフが愛人 ・しかし、上には上がいる

ハインディル=クイックロード

◇基礎データ  男 A型 178cm c1985~  主能力・特徴:アルフレッド=イーグルに匹敵する動体視力と視野 ◇詳細データ  ツバの広いテンガロンハット。ロングコートに二丁拳銃と、朱雀によく似たいでたちをしている。  外見的な大きな違いは「サングラス」と、全体的に「青っぽい」こと。また、その性格もイーグルよりひょうきんで、ユーモアに溢れている(むしろ不真面目すぎる)。  生まれはリングランドの英雄的な射撃手の家系。その直系本家の長男で幼い頃から射撃の訓練を受けて育ったが、いかんせん現在での「射撃手」としてもっとも真っ当で高い地位はスポーツ感覚の勲章、それこそオリンピックや世界選手権などのメダルを多く集めることであり、彼としてはそれが性に合わなかった。  射撃家としての開祖、ハインディル=クイックロード(初代)の伝説を目指して彼は家を飛び出した・・・はいいものの、途方にくれる。何せ坊ちゃん育ちの金銭感覚麻痺キッドなのでまともに食事にもありつけない。しかたがないので友人の家を転々としていた(明るく、どこか憎めない上にたまにカッコイイので周囲からは結構人気がある。どこにいてもムードメーカーになれる才能と天性のしぶとさ(なぜか生き残るタイプ)はむしろ銃の才能よりも偉大である)。  そんな彼だが、銃の腕は確か。おまけに家柄によって箔も申し分ない。  これに目をつけたのがバロンズ下部組織の“マスクス”。言ってみれば新興の暗殺集団で、とりあえず実力者や名のある者、つまり組織の「看板」を集めていた。  実戦経験はともかくとして、その腕と名は高いのでさっそく彼らはハインディルの勧誘に現れる。職に困っていたハインディルは喜んでこれを承諾。その場で組織に入った。  組織に入るとさっそく最高クラスの称号である「S」のランクを与えられ、他の「S」3人と共に“ガンナーS”として組織の看板役に就いた。  しかしこの“ガンナーS”。メンバー全員が非常に癖の強いものばかりで、おまけに組織もまだ新興なのでまとまりきっていない。そこにきてハインディルは人殺しの経験も無い実戦の初心者。恐らく殺そうと思えば殺せるのだろうが、人が良すぎて何かと情にほだされてしまって仕事にならない。むしろ第三者を守ったり何故か組織に歯向かったりとこの社会の常識もへったくれも無い。  だが、確かに強いことは強い。伝説のハインディルの影響もあってか、彼は組織でカリスマ的な慕われ方をしている。しかも気取らず、下の組織員とのコミュニケーションもあっていわば“総合部隊長”のような存在。  任務の正否はともかくとして、彼はいまや組織の看板中の看板。唯一の危惧は「組織員が彼の実力を疑う」という事態。  実際このような危機は訪れるのだが、ここでタイミングよく彼は初の殺しを行う。偶然の出来事だったが、彼はある少女の尊厳を守るため、外部組織(地方マフィア。コインズ及びバロンズと関係が無いのは幸運だった)を一つ殲滅してしまうのだ。任務ではないが、名のある組織を無傷で壊滅させたその実力は組織どころかその外にまで響いていく。ここにきてようやく、彼は“看板”と“切り札”の意味を兼ねる“ガンナーS”に相応しい存在となり、組織も安心して放っておけるようになった。  同じガンナーSである三人のガンマンたち。その中で唯一の女性であるエルコット=ホルスに彼は恋心を抱き、猛アタックをする。実は一途な彼は何かと彼女を気にするようになるが、エルコットにその気は無い。  しかし、彼女は悪女なのか。酒の席で自分が昔、ハインディルと同じ年頃の男と寝たことを話す。ハインディルはショックに撃たれるが、彼女が「あんたも、もう少しかな……」と続けたことで奮起する。  ハインディルは彼女に気に入られるために必要な事を模索するが、中々わからない。惑いながらも彼女の後ろを追いかける彼は、やがて1人の青年と対峙した。その青年は彼と同じようないでたちで、やや全体的に赤っぽいガンマン。  二人の青年はいろいろと渦巻く心境で相対する。だが、二人の精神は戦いの中で“男”として濃密なものとなり、命をプライドに、プライドを命として銃口を向けあう。  同じ女性に惑わされた二人の結末は・・・・・・。

ギンギラタルHi0

◇基礎データ ・性別:女/年齢:17歳 ・通称「第二世代の象徴」 ・NEW_WORLD(保護監視下) ◇特記データ ・正体は“第二世代キメラ” ・第二世代キメラ(合成人間)中、ほぼ唯一の「成功例」 ・成功=すなわち生物兵器たるものとして十分な運用に耐えうる存在 ・特に精神異常による錯乱、崩壊がまったく見られないことは奇跡。 ・成長は早めに停滞してしまったが、許容範囲。十分な驚異を備えている。 ・ただしCOINS(No.研究所)の元を離れたことで余計な“人間らしさ”を得つつある。 ・クローンが作れないという不可思議 ・彼女の完全解明を成すことで生体兵器は安定した段階に進めるはずだった。

ギンギラタルHi0/キメラナイズ

◇基礎データ ・性別:女/年齢:17歳 ・通称「第二世代の象徴」 ・NEW_WORLD(保護監視下) ・主にはモグラ+ラッコと人の合成 ◇特記データ *詳細は前項に譲る ・正体は“第二世代キメラ” *第二世代キメラの特徴=人と異形の形状を任意に変化可能であること(ただし体への負担が大きすぎるためにまず、どこかが狂う。特に心) ・別に地中に潜ることはできない ・むしろ潜水の方が得意 ・四肢の剛爪を用いた破壊力はグンバツ ・全身を硬い針金のような刺状の体毛で覆われているため、非常に頑丈(骨格そのものもタフ)。鎧帷子を何重にも重ねているようなものである。 ・熱の変化にも強い ・それなりに俊敏でもある(一般の人なら狩れる) ・原型(少女)の状態を狙われるとマズイ *サンドパン(?) ◇詳細データ “大戦の児”。続々と故障する第二キメラのなかで、一度も故障しなかった人。 一期最高傑作クルセイドと同じく、女性である。ただし、生殖機能はほぼ停止しており、中性的な性格をしている(ここもクルセイドと同じ)。 陸生型で、完全変形後の見た目は棘のある二足歩行の土竜といったところ(サンドパンをイメージしよう!ただし地中には潜れない)。 腕前部分自体が爪で、これをもって争う。ただの人にはこれだけで驚異だが、真骨頂はそのタフさ。とくに温度変化に強く、皮膚の超再生も相まって火傷凍傷切り傷に強い。 その身体能力も素晴らしいが、一番の点はキメラとして理想の性格・知性であるということ。即ち、兵器として使いやすいところである。 心身共に成功した唯一のキメラといっても過言ではなく、現在は最重要サンプルとして保護の下にある。 ちなみに、クローンができないことで有名。変な話ではあるが、ここに人体改造技術、その壁を破る鍵があると思われており、注目されている(彼女の価値=非人兵器量産へのキップ)。

紅女

◇基礎データ ・性別:女/年齢:16歳 ・通称「灼熱女帝」 ・NEW_WORLD(フォースライダー) ◇特記データ ・正体は“超能力者” *現段階(COINS‐STORYでは)ではまだ提唱されていないが、「四聖獣」の時代においては超能力者の中でも『ルーラー』という分類となる ・超能力を持つ(=超発熱体質) ・握っただけで鉄骨が溶けて折れる ・露出狂ではなく、彼女の熱に耐えうる素材が鬼のように効果で、その上魔導による補強も必須なためこれが限界。 ・マントは使い捨て(末端部位の発熱なら良いのだが、全身放熱を始めると焼けてしまう)。これを嫌って彼女はあんまり全身発熱を使用しない。 ・軽度だが、飛行を可能とする魔術を扱える ・わがままというか自分に素直というか……人の話を自己流に捻じ曲げる天性を持つ。そのせいで、実行部隊の立場にありながら余計なトラブルを増やすことが稀に良くある。 ・青山 龍進という人間に対するストーキング行為は問題

パウラ=マキア

 ジャスティア防衛庁の隠し玉、『奪還者達』の長。 聖域奪取、紛争供給、治世崩壊などを目的とする組織をまとめる人であり、物品に対する人為的超常者、“アルテマミュータント(ネクストエイジ)”でもある。アルテマアイテムは『ガラス』。 『ガラス』はかなりレアリティが高いアルテマアイテムで、彼含めて二人しか確認されていない。 一人はかなり破壊的な能力だが、パウラのそれは防衛に長ける。彼への他干渉による変化は、彼の意思無しでは彼を映すガラスが受ける(彼は一枚にしか映らない)。

伝悟天

◇基礎データ ・性別:男/年齢:176 ・通称「あらゆる場面において有効的である説得者」 ・努力型仙人 ・「危険視すべき四人」の一人っぽい ◇特記データ ・生来は“サボることを極めしもの” ・価値観人格を無視して「納得」させる ・万事万象を対象とできる *「形ないものも?」 言葉を意味としてではなく、一種の出来事としてむりやりすり込むので、「相手が空気の振動を受取れるのならば可能」。 これに応対する際は、対話の隙も生まずに物理的にどうにかする手段が効果的。できればの話だが。

義王 猛虎

◇基礎データ ・性別:男/年齢:39歳 ・通称「三界に響く拳」 ・「危険視すべき四人」に大抵入る ◇特記データ ・生来は“天性の格闘者” ・「地の拳」と呼ばれる拳法を用いる *「肉体の持つ可能性をダイレクトに反映し、重要とする」旨の流派 ・二千年重ねられた厳選的遺伝子の結晶 ・別に拳法家でなくとも強い ・何がどう強いのかと言えば「純粋に肉体が強い」 ・そこに平穏を好む性格が合わさり、「危険予知」の感性を可能性の限界水準に備えている ・他からすれば「ひたすらに運が良い」というどうにもならない反則性能となる ・そもそも闘争を嫌うことが大弱点。

ジプシー=ストーク

◇基礎データ  男 A型 163cm 28歳  主能力・特徴:破滅の鼓動(この男の心音を33回聞いた者は、即座に死亡する) ◇詳細データ  ローリング孤児院(異常児収容施設)の記念すべき100期生、その同期の中でも最高と呼ばれる能力を持つ。  いわゆる“超能力者”“エスパー”の類で、若干のテレパシーも行える(彼のテレパシーは一方的なもので、自分から伝えることしか出来ない)。ここで恐ろしいのは、このテレパシーは彼の呼吸、骨の軋み、血流の音など“身体の音”を伝えられるということ。つまり、「心音」も相手の脳裏に直接響くということである。  感覚的にその人物が今、どこにいるのかを明確に・正確に掴めればテレパシーは可能なので、モニター越しに作業をこなすことも出来る。攻撃の射程距離は「ターゲットの位置を知らせてくれる第3者(撮影係)が行けるところまで」。今の時代なら、偵察衛星の映像でも可能なので、実質上「地球上の全て」が射程距離であるといっても過言ではない。  この手の能力でよく疑問に上がるのは、「中断した場合、どのくらい時間が経てばリセットされるのか」というものだが、彼の攻撃の場合、リセットはされない。死んで始めてリセットされるのである。  ジプシーが生まれて3日後、彼の母親が死亡した。その2ヵ月後、彼の父親が死亡。その後彼は父親方の祖父に引き取られることになったが、3歳の時に病を患った彼の主治医が死亡。この頃から祖父はジプシーに不安を感じ始めた。彼が呪いの子だとでも思ったのだろう。  それでも彼を育てていた祖父であったが、やがて毎晩聞こえてくる自分以外の何者かの呼吸や血流の音に気を病んでいく。そして孫の持つ特殊な力に感づいた。しかし、それを確認し、伝える間もなくジプシーの能力により死亡してしまう。  祖父を失ったジプシーは教会下の孤児院へと移る。しかし、その数日後に施設内の孤児、当直シスター全てが死亡するという大惨事を体験する。これで唯一生き残った彼に周囲が疑問を抱くのは当然で、やがて彼の祖父が残したメモ(かつての家に置き去られていた)を確認したローリング孤児院が彼を引き取った。  生まれてから8年と10ヶ月。28人を無意識に殺してしまった時点でようやく彼は自分の力を知ることになる。  それからさらに数人の犠牲を経て、どうにかテレパシーの意識制御をモノにしたが、その頃にはすでにまともな精神ではなかった。何せ母も父も、大切な祖父も、新生活に不安を抱く彼を励ましてくれたシスター達も、不安に怯える彼を暖かく迎えてくれた子供達も……全て、「自分が殺した」という事実。8歳の子供には消化しきれないものである。  やけくそになって無茶苦茶な殺人狂にもなっただろう。言われるがまま、誰かの殺人兵器として無機的な存在にもなりえた。  その強力な力ゆえに20年もの長きに渡り隔離され、腫れ物として封印されていた彼がハンブルグという名の青年と出会えたことは唯一の救いである。そして、だからこそ彼は今、「人を殺すこと」を楽しんだり愉快がる人間ではないし、「殺す対象」をテキトウに決めたりする人間になどならずにすんだのである。  一見狂人じみたその風体も、元を辿れば心優しい内気な少年の笑顔が垣間見えてくる。

ミス・タイラント

◇基礎データ  男 -型 172cm 主能力・特徴:ゲル状の肉体 ◇詳細データ  上記にあるタイラントの兄・・・なのだが、心は女。この時点ですでに予定と違うわけだが、何より制御が困難で捕食の程度を自己判断できないことが問題。食す必要がなくとも食べる、「食べたい時」の判断が非効率的なことが問題(彼女てきには問題はないが、周囲が非常に困るし生態系想定においても大問題)。  基本的にはタイラントと同じようなものなのだが、その攻撃性の高さゆえに彼を上回る戦闘性を誇る。おまけに同じ個体をベースにしているとは思えないほどに頭脳回路の回転が速いので、頭が良い。  社会適応実験のためフランスの地に降り立った彼女は、監視の目を掻い潜り、逃亡した。現在は行方不明となっており、組織としても社会としても大変危険な存在である。  見た目は男なのだが、好むのは男性。いわゆるホモセクシャルな上に性行為=捕食であるため彼女とセックスして生きている者はいない。  だが、後に彼女はその身を変化させる術を覚える。つまり変身能力を身につけた。  大きなモノに化ける時は捕食を必要とするし、小さなモノに化けた後も戻る為の捕食を必要とする。さらに、食べたものにしか化けられない上に、人以外は食べないのであまり効果的な運用をしてはいない。  彼女の有機ファイルを破損させた場合、変身能力に関する知識の有無は不明だが、万が一残っていたら大変なことになるであろう。  人間のみ(しかも男のみ)を捕食する彼女だが、食べたものにしかその身を変化させられないので、一度だけ女性を食べた。なるべく自分の理想に近い女性をチョイスした彼女は現在、かなりハイレベルな美女としてその身を変えている・・・というと激怒するので、「今の姿が本来の姿」だと彼女の前では接するように。  彼女曰く、「モデリングした女性を食した時」が人生最大の試練であったそうだ。

ティア=ホルト

◇基礎データ ・性別:女/年齢:?? ・通称「不死永劫の旅人」 ・希少品ハンター(趣味) ・美少年ハンター(趣味) ◇特記データ ・生来“??” ・背中の魔法陣がどうのこうのと ・親アルフレッド=イーグルの最後を看取った ・子アルフレッド=イーグルの初めてを奪った ・後のアルフレッドの成長において大変な影響を与え、15年近く経過した時代においても彼の理想であり続けている。

ぺクター=ダッシュ

 外れ理論を用いた超常者区分の定義を確立しようとしている人類学者。職務上はカレン(出典:四聖獣「奇転の会」)の後輩だが、師でもある。  彼自身は普通の人であり、超常者への憧れから、世界を飛び回ってそれらにインタビューを敢行してきた。  彼の著書である「グレイトシイング(超個体)」は一般流通こそしていない(あまりに真実なので、タブーとされ、偽りの書として表向き否定された)のだが、特殊界隈ではベストセラー書籍となっている。 また、これとは別に「ペクターリスト」とよばれる和紙表紙の本がある(和紙は手触りがよいため。別に日本好きではない)。内容はルーラー達の羅列であり、その超常を紹介している。人柄などにはあまり触れず、とにかく「ここがスゴイ!」を紹介する内容。 そもそもはただのメモなので、かなり個性的に、時に独断的かつ曖昧に書かれている。「グレイトポイント」なるもので点数を書いているが、こちらは彼以外にはほとんど無視されている。 ペクターはとくに外れていないが、彼のファンはそこそこ存在し、ある種のカリスマ的に見られることもある。

ノイー=ピーク

 落ちた地で最も高い塔に住む者。  すでに“頂点の頭脳”を自負していたが、落ちた地を「最下層」と呼び、そこに住まう人々、またその世界そのものを「シムランド」と呼び、現実として認めすらしていない。  曰く、「あまりにも離れすぎている。間違いなくここは二次元」……と。  街本来の目的である「楽園の再現(人類の揺りかご)」のシンボルである“人工守護者”を発見し、自らの守護者としている。  これはエデンの神話演者に匹敵する(厳密には再現で上回り、表現で劣る性能)力をもち、人が操作できるという最高級に危険な代物。

青山 雄而(金現邪討)

◇基礎データ ・性別:男/年齢:48 ◇特記データ *未整理

マルター=フィンクス

 「戯れ言」「不解」と呼ばれる凡人。凡人がなぜ紹介されるのかというと、彼が「最悪」そのものだからである。  彼は決して強くもなく、天才でもない。財力もない。では、何があるのかというと、“とてつもなくネガティブ”という性格なだけである。ただ、そのネガティブはある種予言じみており、結果的に見れば「計算」の天才……なのかもしれない。  逃げたり連れ拐われたりするうちに様々な地に出現し、様々な「最悪」を残してきた。何よりもやるせないのは彼の行いが「話をした」だけであり、実行はもちろん、計画犯にもなりえないことである。  いつか罰せられるのか、またそれは正しい事なのか……。  どのみち、最後に彼を裁いた人間も「誤審」という罪悪を背負うことになる。

ガーディアン・ドレイク

◇基礎データ ・性別:雌/年齢:およそ二十万歳 ・通称「ガーディアン・ドレイクorベル・ドゴン」 ・幻想大陸ミステリアとその他世界を隔てる霧を管理する(?)守護者のような存在 ・ドーム型の霧の内側外側問わず、とにかく霧に突入した対象に警鈴を鳴らしてくる。 ◇特記データ ・元来は“放射能被害の拡大を防ぐ為に起動した自立型防衛召喚生命体” ・本来は「サルカム」という惑星で生きていた翼竜 ・古代時代。物質硬度(濃度)に直接影響する霧が万が一にも突破された場合を想定して、単純な物理的結界を生じさせる装置として召喚待機されていた。 ・霧の内部では瞬間移動が可能 ・実は管理してない。ただ妨害しているだけで、本人もなんで自分が今の職にあるのかよく解っていない。 ・そのため、説得が有効な手段だったのだが黄金の侍によって悪い方向で解決されてしまう。 ・木材が大好物 ・そのため、好物の木材が漂流してくるとそれに目をとられるため、偶機にもミステリアに入ったり出たりした人間が存在する。

エスキート

◇基礎データ ・性別:男/年齢:36歳 ・通称「規格外の一擲」 ・幻想大陸ミステリア在住 ・知っているのならば「危険視すべき四人」に入れる。もしくは「仁義狂いの人」とでも言われるか ◇特記データ ・正体は“鳥人族の英雄” ・ミステリア大陸ローデンガリア大公国顧問戦闘指示兼有事特別第一位統率者である公国最高の威圧外交員 ・こちらの地球で言えば彼のMAX‐30%とMig‐25のMAXで対等となる速度 ・速いのもスゴイが、そんなことより耐久魔術がヤバイ。厳しい時間制限はあるものの、衝撃波はもれなく防ぐし当然それ以下の攻撃など無効。 ・耐久力も大したものだが、それより把握能力がとんでもない。気力で周囲と自己の間に圧倒的な情報量の差を生む。要は情報処理能力が跳ね上がる現象であり、つまりは“時差を生じさせる”ことである。これによって高速動作の最中に状況をある程度把握できる。 ・この速度で大気圏限界まで上昇して落下、槍先にて過中の空を裂いて大地に突き刺さる一撃は槍状の隕石落下とも言える ・ただしちゃんと理由が無いと動かない ・しかも割と独特の価値観があるので面倒くさい ・有事以外はむしろ邪魔