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~「クイズです」~

 以下、剣士Aと剣士Bが会話を行なっています。  会話後に私、A.サンドバーグからクイズを一つ出題いたします。是非ともチャレンジしてみてください。  それでは剣士Aの剣士Bに対する言葉から会話を開始いたします。  “ターン”を良く意識しながら――どうぞ! |WORLD―CAUTH| 「――今度、わしの妹が結婚するんじゃ」 「ほう、そうか。それはめでたいな。お前さんの妹は中々器量も良いのにどうしたものか、と心配しておったのだよ。いや本当にめでたい。そして、だからこそ疑問なのだが……。君は理解しているかね、この状況を」 「今、わしと君は向かい合って話をしている」 「そうではない。いや、それは合っているのだが、そうではない」 「なんじゃい」 「私と君はこれから決闘をして、つまり殺しあうという状況なのだよ」 「おお、知っとるわ」 「おかしいな。いや、待てよ。つまり君は妹の話をして私の同情を買おうって魂胆なのか」 「違うわい」 「ならば遺言か」 「こうして君と会話をするきっかけが欲しかったんじゃい。少しでも生きていたいからの」 「なんだ、なんだ。死ぬのが怖いのか。敵前にして敗北を悟ったな」 「馬鹿を言え。負ける気などさらさらないわ。ただ、死んでしまっては後悔も反省もできないからの。いくら自信を持っていても、負ければ無意味じゃ。そう思うと、たとえ勝つと判っていてもこぞっと背中に震えが来ちまうものなのよ」 「なんぞ良く解からんが、つまりそれは君の自信が不足している、恐怖を凌駕できていないからではないかな。私など、勝つと大いな自信を持ちつつ、死ぬ気も怖れも知らぬ」 「わしも君に殺される気など微塵も無いし、戦って死ぬ気も、戦いへの怖れも無い。ただ、良くない方向に事が進んだ後に、それを理解すること、ましてや後悔することなどできもしないのが怖いのじゃ。だからこそ生きていたい。神に願いが1つ叶うとすれば、死んだ後に死んだ事を理解させてほしいものだ」 「理解できるのではないか」 「馬鹿を言え。死んだことを理解できたら、それは死んだことにならん」 「では幽霊は死者ではないと言いたいのか」 「馬鹿を言え。死んでいない幽霊なんぞ、幽霊ではないわい。ちっとも震えんわ」 「相変わらず、君は無茶な事を言うものだ。自分では解消できないような無理難題を勝手に私などの周りに付き合わせる。以前の戦場を憶えているだろう」 「なんぞ、いつのことやら。数が多くて敵わんわ」 「ミルドレーの森で妖精どもに囲まれた時よ」 「おお、懐かしい。あの頃はまだ妹もわしの腰くらいしかない幼子であった」 「お前さんの妹のことは知らんが……。妖精どもに惑わされ、囲まれて、危うく悪戯にも餌食にされちまうかって時に。君ときたら解決策よりも何故自分達がこんなメにあっているのかをひたすら気にしててな」 「そうそう。あれは不思議だった。344人もいる連中で、25個に区切られた班の中で、よりによって自分達があんなくだらない場所でハマっちまう意味が解からんよ。他とわしらに違いは有るとしても、区切られた班という意味ではなんの違いも無いのに」 「仕方あるまい。飼っている豚どもはみんな豚であることに変わりないが、その日に殺されて喰われる豚は全てでもなく、0でもない」 「わしらは豚ではないぞ。人間だ」 「豚も人もこの話の上では同等よ。あの時の私達と同じように、その事態に必要なだけ選ばれたのさ」 「君が話の喩えに豚を選んだのと同じにか」 「正にそうだろう」 「ううむ、君が言う話ももっともなのだが」 「どうした、不満があるのかい」 「いや、豚に喩えられてはあの時死んだ若造が不憫ではないか」 「どうだろう。今でこそ若造と言えるが、あれは老い先短い人ではないか。あの頃ならば私達が若造よ」 「おやおや、いつの間にやら逆転していたのじゃな」 「しかし彼はあの時、我々を庇ってくれたのだと思うのだが。どうだろう」 「うむ、実に申し訳ないのう」 「そうさな。早くに言うべきであった。しかし、今更悔やんでも仕方の無いことか」 「どうも感心するのだが。君はよくもそんな古い出来事を記憶していたな。わしなぞ言われて思い出したというのに」 「実はここ数日をかけて日記を見返してね。どうにか文字を使い始めた時分やら、蜂蜜のような甘臭い時分やら、後の失敗を知りつつも突き進む時分、実際に失敗を目の当たりにして想像以上の衝撃に絶望する時分、その後の蛇足などを見返したのよ。これが日記というものは大概がそうそう一日の全てを綴れるわけもなく、所謂ダイジェストなのだが、それでもきっかけがあれば記録していないことも思い出せてね」 「君はまめだからな。日記を書いていたことに驚きはしないが、そういった楽しげなことはもっと早くに言っておくれ」 「馬鹿め。日記は心の紙として、自分の心の一部として描く物。自分が日常の物事をそれなりに記憶していることを知らせる人などおらぬ」 「紙は紙だ。体の一部ではない」 「心持の問題よ。それで、言い返すようで悪いが、早めに言ったところで君は日記を綴ったのかい」 「そんなの、無理に決まっている。わしはただ、君が日記をつけているという事実を早くに知りたかったんじゃい」 「知ってどうする」 「そんなこと、知らぬ。どうにか盗み見ようとしたかもな」 「いやいやいや。言っただろう、日記は人の心の一部だと。心を覗き見るなど、裸体を覗き見ることより醜悪よ」 「そう気を立てるな。本気で言ったわけではないわ」 「君が言うと冗談も時に事実になるから油断できぬ。見ろ、だからこそ我らはこうして今対峙している。君のせいさ」 「冗談じゃない。いや、それこそ最初は冗談だったが冗談ではないぞ。わしが申したからといって奇跡が起きたわけでもあるまい」 「そうさ、今日も言っていたが、― 死にたくない ―などと願うからあの黒い女神は言う事を聞いてしまったのだよ」 「黙れ、黒いなどとよくも言えたものだな。あれでもわしの妹じゃぞ」 「だからこそこうして君に……おお、そうだ。君の妹を嫁にする者はどのような人物なのか。あのような異質な人を養うのだから、相当にマトモなのだろうね」 「立派な実業家じゃ。なんかよく知らんが一番売れている機械のこの国での販売を取り仕切っているそうじゃ」 「それは凄い。立派な玉の輿ではないか」 「いやいや、婿入りだからのう、玉の輿は少し違うかの」 「しかしこれで生活には困らんな」 「困らんのは妹であってわしではなかろう。わしが婿と入籍するわけではないぞ」 「大した事もしとらんくせによくいうわ。他愛もないしがない庸兵業じゃ金も貢献もあるとは言えんわ」 「わしはの、思うんじゃよ。他人のことを考慮して、丁寧に生きることが常識じゃ。だが別にわしがそうしなくても他のだれかがそれをするだろう」 「他人任せにか」 「そう、他人任せ」 「……確かにな、お前さん1人が何も考えずとも社会というものは回るだろうよ。だが、お前さんのように考える者がこの世に何人いることか。だからこそ社会は回っていないのだろうよ」 「わしがそう考えなければ他の誰かがそう考えるだろう。皆が皆実は理解していることを、ただ単にそれが常識だからとしないほうがいけない。解かっているのならばその通りにすればよい」 「ほら、また無茶を言う。それができれば君が常識になっているだろう」 「おお、もっともだ。だからこそわしはそれでいい」 「呆れるな。しかし、君らしい」 「1000年も生きて気がつかないほうがおかしいわい」 「1228年である。200の差はでかいぞ。その間にもいろいろあった」 「そうさな、いろいろあったのぅ」 「ああ、そうさ。いろいろあったさ」 「いかんな、思い出せば感傷的になってたまらん」 「もっとも、もっとも」 「……ありゃ、それで、今日は何をしとったかな」 「忘れたのか、まったくに呆れるな、君は」 「いや、解かっておる、解っておるよ。ただ、確認したいだけじゃ」 「なら、言ってみよ」 「うむ。わしはここに剣を置きに来たのじゃよ」 「剣?」 「そう、剣じゃ。なんぞ、珍しい石を拾ってな、それで作ったのよ」 「ほう、それか……なんだ、オリハルコンか。それなら家にもある」 「ただ、使わんからな。岩にでも突き刺しておこうと思っての」 「こら。森にゴミを捨てるな」 「いやいや、誰か拾って使うかもしれんじゃろ。そういうお前さんは何しに来たんじゃ」 「散歩じゃ。ここ数年の日課よ」 「何、そんなの初めて聞いたぞ」 「言ってないからな」 「まったく、気に食わないのぅ」 「では、冥界の妹君によろしく伝えておいてくれ」 「お前さんの父にもよろしく言っておくれよ。この前、家を一つ作ってもらったからな」 「そんなこと、いちいち礼など言うな。調子に乗る」 「どんな些細も律儀が大事じゃ」 「相変わらず、どうでもいいところでこだわる奴だ……」 「じゃ、またいずれ」 「うむ、そのうちな」 *以下のクイズに回答する際、ページのスクロールは行ってはいけません。  それでは、出題させていただきます。  問: 最後に発言したのは誰でしょうか?  正解者の方にはもれなく、私A.サンドバーグのブロマイドを見る権利を授与いたします。  ↓宛先はこちら↓ ●COINS-STYLE お問い合わせフォーラム  ふるってご応募くださいね♪  END