―幻牢館―

○イラスト概要 ・辰羅四狐衆の一館。過去に大陰陽師として名を馳せた。 ・敵対する術者によって頭部をカラスで貫かれ死亡。しかし、肉体と精神を失ったことでむしろ“幻牢”という概念怪奇と化す。風に乗って世界の各地で悲劇を巻き起こした幻牢は、元々の契約者である“辰羅神(眷属)”によって呼び戻され、保護観察処分のような状態に至った。 ・概念と化したこれは、近代において「ペスト(黒死病)」と呼ばれた悲劇の全てでもある。

◇カードの概要

 最重量級のカード。数値的にフェイスアップで使いたいが、セットカードとしても十分に役割を持てる。また、若干A値が低いものの、それはバランサー時における「A値3補正」というメリットにもなる。  隙の少ないカードだが、落ちるときは落ちるので慎重な使用を心掛けたい。何せこれ1枚で「13」という馬鹿げたRiskが加算されてしまうので、万が一落ちた際のバックアップも考えたいところ。 ○【IC】の使い方 『黒死病』=能動効果。CONTACT前にこれを手札からキャストできる。その場合、相手の【属性:人】であるメインのカードを破壊する。また、これによる破壊が成功した時、相手の手札を確認してその中の【属性:人】であるカード1枚を破壊できる。 ・【IC】は1つのみ。自らをキャストすることで用いるタイプの効果で、非常に派手。決まれば大体15近いRiskを相手に与えることになるので、フィニッシャーとしても考えられる。  ただし、滅多に決まらない――というか使える機会が少ない。  そもそも、無警戒の相手ですら「棒立ちの【人属性】」という状況をあまり作ってくれるものではない。その上、使用すると効果の最初に“これがリスクに落ちる”ので、ゲーム中盤から実質上の使用禁止状態に……。  【所属:辰羅神】でデッキを組んでいる場合は「使えたらラッキー♪」くらいの気持ちでいいだろう。主な住所はバランサー安定。  専用でデッキを組むならば、いかに相手メインの“棒立ち”を誘う構築をするかが鍵となる。  また、使用上の注意として『CONTACT前』に気をつけたい。  『CONTACT前』とあるからといって、「やったぁ、SCENE開始時に宣言!」……はできない。具体的には“SCENE開始後、CONTACTが選択される前”のみに使える。