∇ 攻撃についての注意 |ページトップへ△
武装の中には、「相手の数値を増減する」性能を持つものが存在します。
これらは相手の性能を劣化させて有利な状況を築いたり、数値「-5」以下による撃墜を狙ったものですが、いくつか注意点が存在します。
以下の項目が各パターンでの正式な対処法なので、是非とも憶えておいてください。
・「装甲数値減少」
装甲値を削るものは、「~したものとして」と「~する」の2パターンが存在します。
これらの違いは「実際に減少させるのか、実際には減少させないか」です。
「~したものとして」とある場合、それは相手の数値を実際に増減するわけではありません。あくまで「したこととして」扱うだけです。
「~する」とある場合は相手の数値を実際に増減いたします。
表記方法としては、「装甲値-5」などが主な例ですが、これらは基本的に「そのターンのみ継続する」効果となります。
ですが、稀に「撃墜されるまで」などの注釈がある場合も存在し、その場合は注釈の内容が優先されます。
∇ 『リロード』動作 |ページトップへ△
「この武装使いたいけど、信じがたい装填T数のせいで役に立たない!」
……そんな場合は、即『リロード』っ!!
『リロード(動作)』とは何かと申しますと―――
・「能動動作」として行い、装填中の武装1つの「装填T数」を1つ減少させることができる
―――動作です。
これによって装填T数が多い武装も、使いこなせるようになります。
「能動動作」なので、通常の手段では自分のフェイズにしか行えません。
なので「攻撃回数」と「装填」のバランスをよく考えて。ターン終了での装填「1」減少も考慮して、効率良く武装を使用しましょう!
∇ 独占動作(攻撃と移動) |ページトップへ△
『独占動作』という分類が動作にはございます。
これに分類されるのは「攻撃動作」と「移動動作」、そして「回避動作」。
「独占動作」である「動作」は、それぞれ並行して行うことができません。
……どういうことか? と申しますと、簡単な話。
「攻撃中に移動や攻撃や回避をすると前の動作は中断される」
「移動中に攻撃や移動や回避をしても前の動作は中断される」
「回避中に攻撃や移動や回避をしても前の動作は中断される」
――ということです。
このページを開いているということは、今後「応用ルール」を用いて戦闘を行うつもりである……と仮定させていただいて。「応用ルール」を用いると上記の「攻撃中に移動動作」や、「攻撃中に別の攻撃動作」などの事態が発生しえることになります。
そういった場面に出くわしたのなら、とにかく「移動動作や攻撃動作中に移動や攻撃を行うと、前に行っている動作は“中断される”んだな」と思って、それを踏まえていただければ全てOKです。
例:F距離を3マス移動しようとしていたのだが、2距離移動した時点で攻撃された。ムカついたので即座に反撃を行いました。
↑……という事態になりますと。確かに反撃はできますが、移動は中断されてしまうのであと「1距離」を移動することはできません。もう一回移動動作をするしかないのです。
ここまで解説したように、「攻撃動作」と「移動動作」はあたかも制空者の自由を「独占」しているかの如く制限することから、「独占動作」と呼ばれております。
∇ 移動動作の種類 |ページトップへ△
移動動作には大きく分けて3つ種類が存在します。
まずは、通常行う「能動動作」である「通常移動(動作)」。
基礎ルールにもあったように、自分のフェイズに「移動!」と宣言して行うものですね。
さて、それ以外の“移動動作”とは……?
まずは『固定値移動(動作)』について。
「固定値」移動とは、「1F距離移動する」など、数値を指定されて行う移動のことを指します。
この「固定値移動」は例え「F移動値」や「M移動値」が「0以下」であってもこれの数値分動くことができます。
また「このターン中、移動距離-【うんたら】」……などの効果も無視してきっちり数値だけ移動できます。
「△F距離」とある場合は、フィールド移動のみ。「▲M距離」とある場合はMAP移動のみです。特にFかMかという指定の無い場合は、どちらの移動も行えます。
* 「▲M距離」の場合、「MAP→別MAP」の移動はできないので注意。
* 逆に、「△F距離」の場合、何らかの個体と中~近距離である場合は別MAPに移動自体行えません。
ただし。『移動できない』と指定されてしまったらどうにもならないので、過信は禁物です。
続いて『緊急移動(動作)』について。
『緊急移動』を具体的に言い表せば、「判定中に行われる移動」となります。
「通常移動」でも、「固定値移動」でも、それが「判定(動作)中に行われる」のならば「緊急移動」に分類されます。
最も解りやすい例として、補助武装「ウィング」の「スーパーバーニア」があります(後で参照してみるとBEST!)。
これは「相手の攻撃に対応して行う」動作であり、効果は『1距離だけ緊急移動を行う』というものです。
例えば……「攻撃を受けたが、何らかの手段を用いてその判定中に1距離移動した」場合などこそ正に、『緊急移動』のよくある例と言えるでしょう。
……以上、3つの移動について説明を行いました。
いろいろ説明はありましたが、大事なことは「別に区分が違うからと言って何かあるわけではない」ということです。
それぞれの特徴(とくに固定値移動)を押さえておけば問題ないでしょう。
ただし、『緊急移動』については次の「M補正とF補正」で関係するので、ちょっと注目しておいてください。
∇ 追尾性能(M補正とF補正) |ページトップへ△
要点から言いますと、「追尾性能(M補正・F補正)は相手の“緊急移動”による回避を潰すためのもの」……となります。
「緊急移動」は対応中に行われる移動だということはすでに話しました。
対応中に攻撃対象が「緊急移動」を行うと、攻撃を行った地点に攻撃対象がいなくなり、攻撃は外れることになります。
言ってみれば確率の関係が無い「完全回避」といったところでしょう。
――この、「緊急移動」による完全回避を「打ち消す可能性」を持つ手段こそが『M補正』と『F補正』です。
「M補正」は同マップ内での「緊急移動」に対処できます。
「F補正」は同マップではない、フィールド上での「緊急移動」に対処できます。
それぞれ「補正数値」の値まで「緊急移動」の移動に攻撃をホーミング(追跡)させることが可能です。
例えば「F補正“2”」である場合。
攻撃の対象が、対応中に「2距離移動」した場合。これは補正の数値内の移動なので、攻撃は継続されます。相手は回避や防御などの対応に追われるでしょう。
対象が小分けに「1距離移動」した後、「1距離移動」した場合も追跡することができます。
しかし、攻撃対象が「1距離移動」した後に「2距離移動」した場合は追跡ができなくなります。
例え射程距離の中ではあっても、攻撃目標の位置が補正を上回るほど動いてしまったのでは当たりません。
―――つまりM補正・F補正の数値は、『対応中である攻撃対象の“移動距離の合計”がそれ以下なら追跡できる』ということになります。
少しばかりややこしさがありますが、慣れない内は「緊急移動」など行わず、されたとしても冷静に「攻撃失敗後にめげずに追いかけて撃つ」だけで対処可能です。
よって、「使いこなせたら違ってくるかな」程度の認識でいいと思います。
∇ 換装動作 |ページトップへ△
『換装動作』は戦闘技能の一種なのですが、その中でも特殊なものなのでここに表記させていただきます。
☆能動動作 ― 『換装』
装備中の武装を複数選択して「格納状態」にできます。「格納状態」の武装は「装備されていない」扱いとなります。
もしくは、この動作で「格納状態」の武装を複数選択して「装備」することもできます。
この時、「格納」もしくは「装備」する武装の数だけ「能動動作数値」を消費します(最低でも1つは換装する)。
……ゲーム開始前、通常は所持している武装は全て「装備」しているはずですが。実は武装を「格納」という状態にすることが可能です。
この、「格納」されている武装は重量こそそのままですが、「装備」されていることにはなりません。
「換装動作」は武装の「格納状態」「装備状態」を変更する動作で、これを用いれば何かトリッキーな戦術をとれるかもしれません。
∇ 有効射程外射撃 |ページトップへ△
攻撃の射程が(遠)以上である場合、それは射程外の対象に対して攻撃を行うことが可能です。ただし、有効射程より相手が離れているのなら、攻撃の宣言と共に、最初に「照準判定」を行う必要があります。
数値が「2以上」で成功し、判定は「6D」で行われます。ただし、相手が離れているF距離数値だけ成功数値が増加します。
例:相手が3F距離離れている→達成値は「2+3=5」。つまり、出目が「5」か「6」でないと失敗。
失敗すると、その攻撃は自動的に「外れる」ことになります。
有効射程外射撃を用いれば遠距離戦の可能範囲が広がりますが、代わりに博打要素が大幅に増加するので、あまり推奨はされません。
また、注意する点としては。あくまで「宣言時に狙いをつける」ので、相手が「対応行動」で移動をした場合に「それを追尾するかのように有効射程外射撃を行う」ことはできません。
例:射程内の目標に攻撃→相手が何らかの対応動作で移動した→
移動後も射程内に存在しているので有効射程外射撃!……はできない。
上の例で相手を追尾したい場合、上記の「追尾性能(F補正・M補正)」で攻撃の命中を試みることが可能です。
――以上で、「ルールの補足」の解説を終了いたします。
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装甲騎士「アーマーナイツ」/インデックスページ
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